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南京明孝陵にて

今日は秋晴れの南京に来ました。 
私は中国語(6年前から)を習い始めてから中国の近代史にも興味を持つようになり関連する本もかなり読むようになりました。
特に会社の支店の有る上海の地は中国近代史の宝庫のような場所で近代史の歴史の舞台が目の前に有るので読んだ知識や疑問を現場で確認できますのでとても面白いです。
 

しかし中国の歴史に関する情報や本は古代史(始皇帝や三国志など)と近代史(孫文や毛沢東)等はとても多いですが、
 

  遣唐時代の終わりから近代史の入り口までの間の500年ぐらいの本や情報が
  少ないような気がしていまし・・元とか明ですね
 

始皇帝時代(紀元前200年前後)から遣唐時代ぐらいまでは間違いなく中国は世界で有数の経済大国であり文化大国でもあったと思いますが、なぜが明の頃から衰退(?)したような感じがします。
 

今日は世界文化遺産の明孝陵に行きました・・ 明孝陵は明の国王の洪武帝の墓です・・
この場所を見学しても、その理由が分かるとも思えませんが観光パンフレットで良く見かける
 

  明孝陵の紅葉に囲まれた石象路を見てみたい・・
 

との目的もあり尋ねてみました。
 

紅葉には少し早いですがそれでも十分秋の気配が感じられました。 有名な石象路は600年前の明の時代にタイムスリップしたような気分になります。
 

石象はとても大きいです。 ゾウや架空の動物などの像が多数並んでいます。
 

  どうしてこのような石像を作ったのか・・? 不思議です・・
 
紅葉の石像路を進むと孔子や老子(多分・・正確ではない)などの教育者らしき石像が並びます。
そこを抜けると広大な道が広がいくつかの建物が重なり一番上に見えるのが洪武帝の墓です。

年表を見ると洪武帝は72歳まで生きて(この時代ではかなり長生き)このお墓は彼が10歳の時に建築を始めたとのこと・・まあ60年もかけたのかも・・? (そんな気もする)
絢爛豪華というよりも自然に調和したとても気持ちの和む場所です・・文化水準は高いですね
 

20171028

でも、紅葉に囲まれた奇麗な文化遺産を眺めていると、本来の目的の
 

  ・・“明の時代から中国が停滞した原因を現場で考える”・・
 

は分かりませんでした。勉強が足らない・・と帰り道の孔子らしき石像が私を叱りました・・