無錫という言葉は知っていました。“無錫旅情”と云う歌のタイトルと少しばかりのメロディーを
記憶していたからです。 さて、どんな歌だったかとYouTubeを検索すると“尾形大作”という名前
が表示され・・ああ、いたね、こんな人・・さらにYouTubeをクリックすると
尾形大作が無錫の太湖のほとりの船の上で中国語で“無錫旅情”を歌っている動画が・・
なんと彼の中国語の発音が、習いたての初心者の発音で・・リアルの中国人が聞いたら判るのかな・?
と思えるほど、日本語風の発音で歌っていました。
ああ・・私と似ているな(私も中国語の初心者で発音には死ぬほど苦労を・・)と
妙に親近感を持ちました。 また、この人はかなり努力家だなと感心もした。
何故、この歌がヒットしたのか、理由は分かりませんが現地の太湖の畔にこの歌の石碑が有るとの事で・・
今日(2018/02/23)1日休暇を取り、無錫に行くことにしました。
上海から新幹線で45分ぐらいで無錫につき、そこからタクシーで40分ぐらいです。 大きな湖が広がります
(琵琶湖の3倍だそうです)
丁度、桜まつりの最中で湖畔の周辺は3万本の桜が咲いていました(7分咲きで実にキレイ・・)
この桜は日中戦争の時、日本軍は上海、無錫、首都南京と進軍しますが無錫も戦場になり大きな被害が
出たとのことで、その時の人(長谷川清己さんと云う人)が戦争の反省を込めて桜の植樹をしたそうです。
そんな日中友好の碑がありました。
その後、遊覧船で島に行きました。 仙人が住んでいた・・との伝統の場所です。 国営の食堂があった
ので入りましたが、上海で美味しい中国料理を食べ慣れた理由か・・どうも純粋な田舎料理は、合わなかった
ですね(スミマセン)
船で戻ると桜が最も綺麗な一角があるとのことで言ってみると・・ついに“無錫旅情”の碑がありました。
桜に鴨まれた綺麗な湖畔にひっそりありました・・
その碑の横にたたずんで私は・・♪上海、苏州一路火车♪・・と小声で歌いました・・
太湖の畔で口ずさむと少しばかり歌が旨くなったような気がしました。